アンテナ工事について


地上デジタル放送の入力信号レベルは、従来のアナログ放送用のレベルチェッカーでは正しく測定できません。
また、アナログ放送と違いデジタル放送は、信号レベル(強さ)に加え、信号の品質も重要な要素になります。
当店ではデジタル対応レベルチェッカー(上写真)を使ってお客様宅の受信状態を調査し、安定して受信できるポイントをセッティング致します。
※写真はデモ画面となります。

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デジタル放送の測定項目

レベル測定 ー 信号の強さ
 ・アンテナの方向調整
 ・端子レベル確認
 ・ブースタの利得調整
地上デジタル放送は、望ましい受信機入力レベル46〜89dBμVとされていますが、マルチパス(建物等による反射波)やフェージング(時間によるレベルの変化)の影響があるため、安定した受信のためには画像が映る最低レベルに対して10〜20dBの余裕を確保することが必要とされています。
C/N比測定・MER測定 − 信号の品質
 ・受信状態の余裕度確認
 ・ブースタの雑音や歪みによる品質劣化の確認
MER(モジュレーション・エラー・レシオ)は、デジタル変調の品質を表す値であり、ノイズが少ないほど大きな値となります。
C/N比とは受信電力のノイズに対する比率であり、電波の品質を表す値です。この値が大きいほど受信環境が良好な状態となり、小さいほど劣化している状態を表します。
デジタル放送ではレベルが弱くなっても、C/N比が上回っていれば劣化のない鮮明な画面が得られます。
BER測定 − データの正確さ
 ・画像が安定して映るかどうかの判断
 ・パルス性のノイズや混信による障害の発見
BER(ビットエラーレート)は、放送局からデジタル変調で送られてきた番組のデータが、最終的にどのくらい正確に受信されているかをデータの誤り率で示したもので、BER=誤りビット数/単位時間あたりの送信ビット数となります。
2×10マイナス4乗(2.00E-4)がデジタル機器で補正不可能になるので、それよりエラーが多いとブロックノイズが発生します。